高く売れるのはココ! 本当におすすめな骨董品の買取業者比較 決定版

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【その他の東洋美術】買取査定の事例

このカテゴリーでは、日本や中国以外にみられる東洋美術についてその種類や特徴などを具体的に解説していきます。

その他の東洋美術とはどんなものか

アジアにおいて骨董品というと日本や中国がまず頭に浮かびますが、そのほかのアジアの国々にもさまざまな骨董品が存在します。

長い間、国や領土が変遷してきたアジアでは、これまで多くの文化が生まれては消えていきました。そんな中、今でも残っている東洋美術は希少性も高く価値のある物として人気を誇っています

アジアといえば中国が大きな割合を占めています。しかし世界でも注目を浴びている美術品の中で人気の高い物として、李王朝時代の作品が挙げられます。

李朝とは、1300年代後半から1900年代初めまでの約500年という時代を指しています。この間さまざまな工芸品が作られ現代に残されています。

李朝の工芸品で良く知られているものには白磁があります。李朝の白磁は儒教と共に発達したともいえます。その美しい純白の姿や清廉さが儒教の考えと相まって広まったとされています。そして、青の色合いを取り入れた李朝青花が生まれました。

その後、時代の流れの中で顔料不足や外国の侵襲などによって工芸品の製作が滞る時期がありましたが、その時代を経て鉄砂などのユニークな作品が生まれたと言われています。

さらにアジアでは李朝のほかにもクメールや安南など東南アジア諸国の古い陶磁器なども売買されています。アンコールワットに代表されるクメールには高い技術を持った陶磁器がわずかながらもあったといわれています。クメール焼と呼ばれるこの陶磁器は主に動物などをモチーフとしていましたが、クメール王朝が滅亡した後の激動の時代の中で衰退したとされています。また隣国ベトナムにも安南焼という陶磁器が存在しました。16~17世紀ごろ日本に渡来し茶道具として使われていたといわれています。

買取事例とその知識

李朝 金額不明

・名称:李朝白磁 茶入

・時代:1900年代(李朝後期)

・作家:?

・特徴:口径:4.8cm、胴径:7.2㎝、高さ:7.5cm。李朝後期に作られた白磁の小壺です。飾り気のないシンプルなフォルムにどことなく朴訥な白みを持つ粗目の白磁で、胴部分にわずかに鳥脚と呼ばれる放射状の傷がありますが比較的割れやかけなどがなく、比較的状態の良いものです。もともとは小壺でしたが茶入れとして仕立てています

クメール 約1万円

・名称:

・時代:12~13世紀(鎌倉時代)

・作家:?

・特徴:径:135mm、高さ:90mmくらい。土そのものの風合いを残した肌に腰の低い丸いフォルムが素朴な風合いを出しています。細口で水などを入れて使っていたのでしょうか。同様のクメールの壺と比較すると比較的明るい茶色をしています。円輪の文様が入れられています。

安南焼 買取価格不明

・名称:安南青磁平茶碗

・年:1700年代

・作家:?

・特徴:口径16.0㎝ 高台径5.1㎝ 高さ5.2~5.4㎝。胎土は白褐色の土から作られ、薄く青磁釉が施されています。口の部分は外に反った形になっておりわずかに欠けが見られますがそれ以外の状態はよいものです。重ね焼きの痕跡もあり学術的にも当時を知る貴重な品といえます。シンプルなフォルムの浅い茶碗です。

高価買取のポイント

李朝の陶磁器は、そのフォルムや美しさが何よりの決め手です。しかし、外国による侵襲など戦乱の中で破壊されてしまったものも少なくないため、保存状態のよいものは比較的少ないとされています。欠けや傷などのないものであれば高値がつくでしょう。

クメール焼や安南焼にしても、同様に希少性や保存状態、年代、作者の名前などが査定の基準とされることが多いものです。これらのすべてが揃うことは比較的少ないため、条件のよいものに高い値がつきます。特にクメールや安南のものは非常に数が少ないため希少価値は十分といえます。

見分け方

特に李朝の陶磁器は、近代物や模造品が多く出回っています。日本人にファンが多いため、そういった購買層を狙った贋物製作が進んでいると考えられます。欠けやひびを修復した後がないかを注意してみることや、色合いが明るすぎないか、など専門家が見ればわかるものですが一般の人には判別のつきにくいものです。

クメール焼や安南焼は、保存状態が悪く破損しているものも多いようです。しかし、その希少性から探しているコレクターも世界中にいるため偽物も当然存在します。発見場所や、扱っている業者の信頼性にゆだねることになります。

価値の根拠

李朝の骨董品は希少性もさることながら、日本人が共感を覚えやすいフォルムや色彩から大変人気が高いものです。華美ではなくシンプルで高潔な儒教の教えと通じる姿は、日本人の心に響くものがあり時代を問わず需要が高いといえます。

クメールや安南のような東南アジアのものは、歴史的に短期間に製作されていたことやきちんとした形で保存されているものが少ないためマニアや歴史的資料としても求められている一品です。